2014年11月30日 18:14

【台中日本語教師勉強会】第64回の報告

《第64回》
テーマ: 「見える、見られる」「聞こえる、聞ける」を中国語で説明する
発表者: 洪淑俐さん、 廖妍雅さん、橋本亜矢子さん、野口将男さん



今回は台湾人の先生の発表、それも日頃それぞれの教室で行っている授業をそのまま見せてもらうということで、「中国語による日本語の文法、語彙の説明を聞く」という、日本人教師にとっては、非常に貴重な体験ができましした。

洪さん、廖さん、お二人の説明は非常に詳しく、またわかりやすくて、母語話者にとっても参考になるものでした。本当にお二人とも「先生らしい」風格があって、本当にすばらしかったです。

そして、後半は日本人教師である橋本さん、野口さんから媒介語を使わずに日本語だけで説明・練習する方法を見せてもらいました。お二人ともカードや音声教材などを使い、教師の体の動き全体で理解してもらおうと大きな動きで指示を出したりといろいろな工夫が見られました。
こうして4人のデモを続けて見てみると、一口に「日本語の教え方」といっても、様々なスタイルがあることがわかります。

発表してくださった4人の先生、また休みの日にわざわざ足を運んでくださったみなさん、本当にありがとうございました。(犬山)

  *  *


以下は、今日会場で書いていただいた参加者のみなさんの感想です。
《今日の感想》

■ 橋本 さん
私自身、ずっと直接法中心で教えていて、文法の細かい差異については触れずに教えてきたので、今日の台湾人の先生方の分かりやすい説明を聞いて、とても勉強になりました。私たち日本語教師は「こういう時には、こう使う」とは説明できても「どうして違うのか……」まではうまく説明できず、あやふやにしてしまいがちです。しかし、外国で教えるという立場であるなら、「どうして違うのか」までを、その国の言葉で説明できる力を身につけておいたほうがいいな(損はない!)と思いました。特に今日発表された洪老師、廖老師の中国語による説明はすばらしかったので、今後の参考にさせていただきたいです。ありがとうございました。


■ 細川桃子 さん
本日は勉強会を開いていただき、ありがとうございました。発表者のみなさまもお疲れ様でした。発表を聞いて、中国語の説明を使うこと、日本語の実際の場面を考えて説明すること、どちらも大切だと改めて思いました。
文法説明は中国語を使うと上手くいく場合もありますが、中国語を日本語のニュアンスに訳し切れないこともたくさんあるので、そんな時、文法の背景にあるニュアンスみたいなものを絵や状況を使って、日本語で説明できるようになりたいです。


■ 陳美潔 さん
初めて勉強会に参加させていただき、ありがとうございます。ほかの先生の教え方を見学できて、大変勉強になりました。自分の授業も野口先生と橋本先生の教え方を取り入れていきたいと思います。授業の教え方など、いろいろな意見が聞けて、他の先生方と交流できて、すごくよかったと思います。ありがとうございました。


■ 中林泉 さん
中国語での文法の説明、大変勉強になりました。録音させて頂いたので、家へ帰って再度勉強させていただきます。又、橋本先生、野口先生お二人のリズミカルな授業、大変参考になりました。ありがとうございました。


■ 蔡佩珊 さん
久しぶりに日本語勉強会に参加しました。本当によかったです。「見える」「見られる」「聞こえる」「聞ける」の教え方は、勉強になりました。やはり、塾と本場の学校での教え方はいろいろ違うと思いました。


■ 野口将男 さん
中国語での授業と日本語の授業を見ることができて、勉強になりました。
今後、日本語の授業の「良さ」についてもっと考えていきたいと思います。


■ 林映慈 さん
1用簡單的2分法去判斷「見える」「見られる」的方式,讓人很容易記得。
2透過討論可以更了解日本教師與台灣教師在教法上的差異,令人覺得有趣
3每位教師對於教學的認真令人感動、覺得很佩服。


■ 郭建興 さん
經由此次研習會得以深刻地檢視到在台灣的日文課程裡、使用學生母語中文說明的優缺點。非常感謝安排舉行研習會的每位人士。



先生の方々の教える方法が違って、大きく二通りあると感じます。
台湾人の先生はどちらかというと、文法の説明から練習までの授業です。自分もこのやり方に近いが、勉強するところはやはり多かったです。
日本人の先生の二人は明るくて活発な教え方に感心しました。絵やCDの用意からボディーランゲージまで本当に見習いたいところです。特に視力検査表と、何も聞こえない場面からのシーンは印象深かったです。
どうもありがとうございました。


■ 匿名
今までの授業では文法の説明が多くて、音声とイラストを使って、行うことがあまりなかったので、今日日本の先生たちのデモを拝見して、大変勉強になりました。これから自分の授業でもいろんなやり方を生かそうと思っています。

 *








廖さんが「台湾人学習者が台湾人教師に求めるものは、日本人教師に対してのものとは違う」というコメントが印象に残っています。

今日は終止笑いが絶えず、なごやかな雰囲気でした。







犬山も真剣に聞き入っています。本当に勉強になりました。


  *  *  

次回の予定……

《第65回》
日時: 2014年12月21日(日曜日)午後2時から
場所: 犬山日語
講師: 平島和美さん 渡部みなほさん
 Nihongo de Communication.TaiwanのFacebookページ
 → https://www.facebook.com/NdeC.T

講師のお二人からのメッセージをいただきました。


みなさま、こんにちは。12月21日に台中日本語教師勉強会にて、「"私の授業"を考える」勉強会を行います。
講義ではなく、皆さんとワークをしながら、色々な意見を出し合い、学び合う場です。 皆さんで一緒に一歩ステップアップした授業作りを考えましょう!

  *

このお二人のワークショックのおもしろさは、9月に既に体験した犬山が保証します。一人でも多くの方に、講師お二人の熱意に接してもらえたらと思っています。お時間のある方、ぜひご参加ください。

参加希望の方、お早めに犬山までメールでご連絡ください。

  *


また、犬山の教室では常時、授業見学してくださる方を募集しています。お時間のある方、ぜひ一度いらしてください。
こちらに、見学してくださった方の感想などがあります。
http://blog.roodo.com/inuyamanihongo/archives/30504543.html


勉強会、授業見学へのお問い合わせは犬山までメールでお願いします。


過去の勉強会の記録

第45回 機能語を教える際の工夫
第36回『みんなの日本語』第33課の命令形禁止形以外(動画あり)
第34回 調べてわかった、わからなかった(様々な辞書、参考書の紹介)
第29回『みんなの日本語』第27課 見える 見られる
第26回 使役受身
『みんなの日本語』授業で使える小ネタ集



犬山俊之
犬山日語教室
403台中市西區中美街630號(Taiwan)
電話: 0423262959
e-mail: inuyama360@gmail.com

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