2011年2月12日 19:53

【日本語教師向け】『みんなの日本語』授業で使える小ネタ集

自分がTwitterに投稿した『みんなの日本語/大家的日本語』の教え方についてのツイートをまとめました。Twilogツイログでも見られます(@inuyamanihongo » 「#m_nihongo」の検索結果)が、こちらのブログでは課ごとに並べました。もし使えるようでしたら、お使いください。


または「みんなの日本語」で検索してみてください。→「みんなの日本語で検索」
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一分で描く終助詞「よ」と「ね」の説明の絵。ごく初級のクラス用。「雨ですね」と「雨ですよ」。 #日本語教育 #みんなの日本語


#みんなの日本語 第3課 B-3 の広げ方一例。場所カードをテーブルに並べておいて、その上に紙コップに顔をつけた人物カードを。「カリナさんはどこですか」「カリナさんは受付です」



#みんなの日本語 第3課 C-3 の広げ方一例。「これはどこのカニですか」「北海道のです」「いくらですか」……。「新竹のビーフン」「台中のパイナップルケーキ」なども。



#みんなの日本語 第3課 C-3 に追加するカード。A: どこのリンゴですか。 B: 青森のです。 A: いくらですか。…… ついでに日本の中の地名の読み方も少し触れます。カードには自分が好きな物をいろいろと。




『みん日』第6課 課末の読解練習用の文章(ミラーさんの毎日)を使って、スピード音読の練習を。速い人は30秒以内で読めるようになる。初級レベルでは「知識」や「理解」よりも、口を動かす「訓練」が必要。音読の練習は非常に効果が大きいと感じてます。 #m_nihongo


『みん日』第6課 例文6&練習B-7など、「ませんか」と「ましょう」を組み合わせてやる練習は少し無理があるのではないか。個人的には分けて教えたほうがいいような気もする。 #m_nihongo


『みん日』第7課と8課の会話文のつながり、6課と7課の課末の読解問題のつながり(ミラーさんの生活)など細かい所まで気配りがあり、非常に使いやすいと思います。 #m_nihongo


『みん日』第8課 形容詞の導入。この時点で否定形も同時に教える必然性をあまり感じない。この課では大量の形容詞を覚えるという活動に注力し、否定への変化はもう少し後に行いたい。個人的には。 #m_nihongo



『みん日』第10課 ホワイトボードに大量のカード(既習の単語)を貼っておき、「消しゴムの右に何がありますか」「傘の左に~」などの質問。新出単語「上下左右」の定着を目標とし、同時に既習の単語の復習も。 #m_nihongo



『みん日』第11課 C-1の広げ方の例:レストランで注文するだけでなく、メニューを渡し、店員役の学習者には値段まで言ってもらう。客「全部でいくらですか」 #みんなの日本語


『みん日』第13課 「どんな車が欲しいですか」「レクサスが欲しいです」。台湾でこの仕事を始めた十数年前は「ベンツが欲しいです」がお決まりの答えだったのに、このところすっかり「レクサス」に。時代は変わる。 #m_nihongo



『みん日』第16課 A-3「~は…が形容詞」の練習は「人」でやると、場合によっては失礼に聞こえることもある(「陳さんは鼻が長い」)。で動物を使うとやりやすいかも。「象は鼻が長い」他。 #m_nihongo  


『みん日』第17課 → 犬山と野口さんのデモの様子の詳細な記述があります。 http://blog.roodo.com/inuyamanihongo/archives/38569171.html 【台中日本語教師勉強会】第66回の報告(『みんなの日本語』第17課)



『みん日』第19課 練習B-1のふくらませ方の一例。例文1の形にする。「富士山に登ったことがありますか」「ええ、一度あります。二年前に登りました」など。 #m_nihongo


『みん日』第19課 個人化した例文は「た形+ことがあります」より「た形+ことがありません」のほうが、学習者にとっては作りやすそうだった(台湾の学習者)。「たことがある」は自慢気に聞こえるからかも。 #m_nihongo


『みん日』第19課 「わたしは一度も~た形+ことがありませんから、ぜひ~たいです」の形で例文を作ってもらい、「納豆を食べたことがありませんから、ぜひ食べたいです」と言った学習者に、用意しておいた納豆を「どうぞ」と渡す。この小ネタは盛り上がります。 #m_nihongo


『みん日』第19課 変化の文型。以前の町の様子と現在の様子との違いをあげてもらうのは定番の活動だと思いますが、その際、物価の変化も取り入れると盛り上がります。「ヤクルトは以前5元でしたが、今は8元になりました」など(台湾) 台湾の8元は約22円。 #m_nihongo


『みん日』第19課。「た形+ことがあります」の形で、失敗を語ってもらう練習。例「~を洗濯したことがあります」「お金を」「財布を」「ティッシュを」「iPod shuffleを(涙)」。 #m_nihongo



『みん日』第20課 普通形への変換練習、初めは活用語尾が同じものをまとめて扱うことで、負荷が軽めのテンポのよい練習ができます。聞く、置く、書く、弾く、働くなど #m_nihongo




『みん日』第21課「普通形+と思います」の導入。布の袋の中に果物などを入れ、それを外からさわって、中身をあてるゲーム。「これはりんごだと思います」など。毎回盛り上がり、「名詞だと思います」がすぐに定着。 #m_nihongo


『みん日』第21課「普通形+と思います」の導入。マージャン牌を使い、モー牌(目で見ずに、指先が触れた感覚で図柄をあてる)ゲームで。「これは1だと思います」その他。台湾ではマージャンできる人が多いので絶対盛り上がります。上級者にはマンズを。 #m_nihongo


『みん日』第21課 前の20課で、「うん、食べる」「ううん、食べない」などの普通体の対話をたっぷり練習しているため、21課に入っても、「うん/ううん」と言ってしまう人が多い。練習前には発話状況をきちんと確認するべし。 #m_nihongo


『みん日』第22課会話。「押入れ」の説明に以前は写真や絵を見せたりして時間をとられていたが、「押入れはドラえもんが寝る所です」という説明でほぼ全員が瞬時に理解してくれることがわかった。『ドラえもん』の力、恐るべし。 #m_nihongo


『みん日』第23課 「辞書形+と」の練習として、迷信について話す。「ごはんを食べてからすぐ寝ると、牛になります」「赤で名前を書くと、その人は死にます」「夜口笛を吹くと、蛇が来ます」などの文ができる。 #m_nihongo



『みん日』第24課「てもらいます」の練習例。教科書を忘れたとき→「隣の人に見せてもらいます」。あ、ゴキブリがいます→?。 #m_nihongo


『みん日』第26課と29課の順序を変えたほうがいい。理由(1)26課から新しい教科書で、新しい教師新しい学習者の初顔合わせ。いきなり「普通形+んです」の変換練習は辛い。新しい教師の発音・指示の出し方にとまどい、教室がシーンとなってしまうことも(@台湾)。 #m_nihongo


『みん日』第26課と29課の順序を変えたほうがいい。理由(2)29課は自他動詞の説明が難しいかもしれないが、結局は新出単語を覚えるだけでいい。この課には「んです」を使う部分はほとんどない。 #m_nihongo


『みん日』第26課と29課の順序を変えたほうがいい。理由(3)先に29課で自動詞を教えておけば、26課「んですが」の練習で、「電気がつかないんですが」「窓が開かないんですが」と自動詞が使える。 #m_nihongo


『みん日』第26課 練習B-1の2は「エレベーターに乗らないんですか」よりも、「ダイエットしているんですか」「壊れているんですか」等のほうがよくないか?  #m_nihong


『みん日』26課 犬山の教え方→第七回台中日本語教師勉強会「んです」



#みんなの日本語 第26課 「〜んです」の授業で自分が使う絵カードの一部です。「どうしたんですか?」「誰とけんかしたんですか?」「どのくらい飲んだんですか」などなど


『みん日』27課 「見える」の導入、「見られる」「見える」の使い分け →【台中日本語教師勉強会】第29回の報告



『みん日』第28課 「ています」の練習として「ていました(過去の習慣)」での例文づくり。「子供の時、おこづかいをもらっていましたか」「子供の時、お正月の休みは何をしていましたか」等、非常に盛り上がります。 #m_nihongo



『みん日』第29課 自動詞 練習C-1に追加で「先生! チャックが開いていますよ!」「あ、ごめん……」。 #m_nihongo



『みん日』第29課 練習C-1に追加「先生、 口紅がついていますよ!」。 #m_nihongo

#みんなの日本語 第29課 自動詞の説明方法 → 自他動詞の教え方 − 絵カードについて


#みんなの日本語 第30課 「〜ておく」の説明方法。従来の「準備」「措置」「放置」という三つの分類を、「保持」という一つの言葉でまとめられないか。犬山の説明方法 → 【台中日本語教師勉強会】第78回の報告(『大家的日本語』改訂版) このページの下のほうにあります。


#みんなの日本語 第31課 A-6 「〜予定です」の練習。まず、旅行ガイドとして、台中観光の日程を作ってもらい、それを「お昼は鍋を食べる予定です」「8時にホテルに戻る予定です」などの形で発表してもらう。盛り上がります!


『みん日』第33課 B-3相当「この漢字は何と読みますか」。ただ読み方を問うだけでは単調に。「目、鼻、歯、体」と「芽、花、葉、殻」などの漢字を読んでもらい、両者が対応していることに気づくと、盛り上がります。参照→ 【日本語まめ知識】花と鼻 #m_nihongo


『みん日』第33課 犬山のデモ授業(youtube動画があります。) →(【台中日本語教師勉強会】第36回)


『みん日』第34課の文型を使い「わたしが言うとおりに、旗を上げてください。赤上げて白下げないで…」というゲームができますが、そのゲーム台本を配信しているメルマガがあります。http://bit.ly/eBVRLC #m_nihongo


#みんなの日本語 第34課 B-5 の広げ方一例。いろいろな食べ物について「どうやって食べますか」。「スイカは塩をつけて食べます」など。日本と台湾の食べ方の違いで盛り上がります。時間に余裕があれば「焼いて」「炒めて」などの語彙も。



#みんなの日本語 第34課 C-3 からの広げ方一例。ペアで「今晩テレビを見ますか」「いいえ、テレビを見ないで、手紙を書こうと思っています」などの対話を作ってもらう。最初は教師が用意した質問を使い、続けてお互いの計画を尋ね合う会話を作ってもらう。


『みん日』第35課 形容詞の条件形を作る練習で「台湾ではどんな男の人がもてますか」。「背が高ければ」「ハンサムなら」「やさしければ」「料理が上手なら」など #m_nihongo


『みん日』第35課練習C-2 複雑で非常に難しい。クラスでは、早めに26課「んです」、29課の自動詞の復習をやっておき、B-5の文の前件、後件を否定にし、「~なければ、…ませんよ」の形をつくってから、C-2の対話練習へ。 #m_nihongo


『みん日』第36課A-2 「ようになる」の例文。個人の能力の変化として「日本語が話せるようになった」。社会の状態の変化として「学校で台湾語が話せるようになった」。ここから台湾社会の変化を言ってもらう。以前台湾では國語(北京語)が強制され台湾語は禁止されていた #m_nihongo


『みん日』第36課A-2 「ようになる」の例文。(続き)台湾の変化。「新幹線ができて、台北まで40分で行けるようになった」「おいしいコーヒーが飲めるようになった」「外国の商品が買えるようになった」などなど #m_nihongo


『みん日』第36課 「ように」(目的)の復習として「上を向いて歩こう」を聴く。授業で歌を扱うのが非常に簡単になったなあ。以前はその曲を「物」として日本からこちらに持って来なければならなかったものな。 #m_nihongo



『みん日』第37課受身導入の絵。いろいろな動詞の変換練習に進む前に「しかられる」だだけで練習「子どものとき、しかられましたか」「誰にしかられました」「どうしてしかられましたか」など。 #m_nihongo


『みん日』第37課 「ビールは麦から造られます。では、紹興酒は何から造られますか」と聞いても、ほとんど答えられる人がいない(@台湾)。紹興酒って、台湾ではそれほどポピュラーなお酒というわけではないのかな。 #m_nihongo



『みん日』第38課 「たばこは体に悪いです」から「たばこを吸うのは体に悪いです」への導入の絵。 #m_nihongo



『みん日』第39課感情を表す単語の絵カード。最近は市販されているカードや無料でダウンロードできるカードも充実しており、かなり便利になったのですが、手書きのカードのほうが盛り上がる場合もあります。 #みんなの日本語


『みん日』第40課読み物「3億円事件」の使い方1。33課(命令形)復習「(普通の)銀行強盗は何と言いますか」「金を出せ」他。34課の復習「どうやって銀行強盗に行きますか」「銃を持って行きます」他。次に映画『初恋』の3億円強奪場面を見る。 #m_nihongo


『みん日』第40課の読み物「3億円事件」の使い方2 映画『初恋』http://amzn.to/cvlejS の3億円強奪の場面を見た後「この強盗は何と言いましたか」「どうやって強盗に行きましたか」犯人役の宮崎あおいの様子の描写。最後にテキスト本文を読み確認。 #m_nihongo


#みんなの日本語 第41課 B-1 & 2用のカード。学習者二人を指名、「かわいい手袋ですね」「ええ、姉にもらったんです/姉がくれたんです」。助詞「が」「に」を手で隠して一つが見せられるようにしています。


『みん日』第43課 テレビの天気予報を見る。全国の天気では、ほぼ「でしょう」「そうです」「見込みです(未習)」の三つのフレーズしか使われないので、このレベルの学習者でも十分聞き取り可能。テレビの日本語がわかったという自信がつきます。 #m_nihongo



『みん日』第43課 「てくる」の練習例。ものぐさ夫婦の会話 「お湯が沸いているわ。火を消してきて」「寒いわ。窓を閉めてきて」その他。 #m_nihongo



#みんなの日本語 第44課 A-5の導入の絵の一例。「髪が長くなりました」と「髪を短くします」の対比で説明。 #日本語教育


#みんなの日本語 第44課 「〜にします」(選ぶ、決める)のカード。「飲み物は何にしますか」「コーヒーにします」「デザートは?」



『みん日』第46課 「はずです」の導入例 コップマジックもどきで。「これ(白い物体)はどこに入っていますか」コップを動かし、学習者に当ててもらう。「右に入っているはずです!」 #みんなの日本語


#みんなの日本語 第47課B-4の広げ方。ネット上のフリーの音声素材を利用し、音声: ワンワン→S: 犬の声がします。誰か来たようです。 音声: キーンコーン……→S: チャイムの音がします。クラスが終わったようです等 →チャイムの音


『みん日』第48課に関連して、「使役受け身の教え方」→ 【台中日本語教師勉強会】第26回の報告(使役受身)





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    inuyamanihongo 發表於樂多回應(3)引用(0)日本語教師勉強会編輯本文
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    回應文章

    すごいすごいすごいですね!!
    はじめまして、3カ月前から台北で日本語教師をしています。
    佐藤と申します(始めたばかりのド新人です)。

    私はみんなの日本語の3、4冊を担当することになったのですが、
    まったくの卵の私は毎回あたふたとしてしまっています。

    犬山先生のアイディアを見て、本当に目からウロコと言いますか、
    どうしたら教室から発言を引き出すのか、
    魅力的な方法がたくさんあると思いました。

    もしよかったら、クラスで使ってみてもよろしいでしょうか…。
    ああ、もう少し自分の住んでいるところが近かったら、
    勉強会にもぜひ参加したいのに・・・

    またお邪魔させて下さい。
    | 檢舉 | Posted by 佐藤  at 2011年4月17日 19:16

    佐藤さん、こんにちは。コメントありがとうございます。こうやって反応をもらえると、励みになります。何か使えるネタがありましたら、ぜひ使ってみてください。こうしたアイディアはどんどん共有したほうがよいと思っています。
    ちょっと遠いので、無理には誘えませんが、機会があったら一度こちらの勉強会にもいらしてください。(あと、もしツイッターのアカウントを持っていらっしゃったら、メールででも教えてください。)
    | 檢舉 | Posted by 犬山 at 2011年4月18日 11:25
    自動詞他動詞の説明のイラストがとてもわかりやすくて感動しました。今度ぜひ使わせてください。
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    版主回覆:
    GKさん、こんにちは。コメント、ありがとうございます! ぜひ使ってみてください。どんどんいろいろなアイディアを共有していけたらと思っています。
    | 檢舉 | Posted by GK at 2014年2月5日 15:57